春の便りが各地から届いている。
ここ松本はまだ桜が咲いていないが1週間ほどの間に開花すると思われる。
英国のDeliusという作曲家は叙情的な曲を書くので心が癒される。全ての作品を聞いたわけでないが、劇的な展開はなくゆったり・穏やかな感じの曲が多い。一聴して盛り上がりに欠けるのでつまらなく感じる場合があるが、ゆったりして心が落ち着く。
特に春の情景を描いた”On Hering the First Cuckoo in Spring”は私の好きな曲だ。
ゆったりした旋律が春の訪れを感じさせ、クラリネットがカッコーの鳴き声を聞かせる。心に染み入ってくる。
日本では春というと梅と鶯というイメージだ。英国ではカッコーが鳴くのが定番なのかどうか記憶に無いがこの曲を聞くと英国の田園地帯の草原や丘の景色を思い出す。以下は私が持っているCDのジャケットだがちょうど写真にあるような丘を良く歩いたものだ。
良い曲なので是非聞いて欲しい。
窓から外を見ると、春らしい景色が目に入って来る。耳を澄ませばきっとカッコーの声が聞こえてくるはずだ。