SACDが出てから15年ほど経つが我が家にはSACDプレイヤーが無い。中途半端なプレイヤーを買ってもしょうがないと思い、かと言って高価なプレイヤーには手が出ない。そうこうするうちに時間が経ってしまった。
私は2008年頃からネットワークプレイヤーを使い始め、もうメカニカルのプレイヤーを使うことはないと思った。そんなわけでSACDプレイヤーを購入することなく今まで来てしまった。
近年USB経由でDSDファイルをDACに送りNative再生することが一般的になって来た。私も昨年キット屋のDAC SV-192SにDSDオプションを追加し音を聞いてみた。その音はPCMとは趣を異にした音であった。
音が滑らかで、空間や奥行きが感じられる音でびっくりした。急峻なディジタルフィルターが無いために位相特性が優れているためだろうか?しかしその後仕事が忙しく、再生環境が煩雑になるのでほとんどDSD再生をすることがなかった。最近はネットワーク経由でDSDのNative再生ができる機種も出てきている。技術的にはLAN経由でもUSB経由でもDSD再生が可能だが今までLAN経由の製品が無かったのは著作権がらみなのだろうか?
必要な時にいつでもDSDを再生できる環境を作りたいと思い本日PCのセットアップを行った。
PCでの再生ソフトにはfoobar2000を使うがこれはいつも使っているソフトよりU/Iが貧弱なので違和感が大きい。ジャケット写真を表示できないのでアルバムの枚数が増えると大変だと思う。
音はやはりPCMとはまったく違う。ざらつき感がなくあくまでもスムーズだ。本日は色々と試してみる時間が無かったがこれからいろんなソースを再生して音の評価や比較をしてみたい。
余談だが、PCMファイルをDSDファイルに変換するのにKORGのAudioGateというソフトを使う。これはツイッターを登録すると無料で使える。その代わりファイル変換のたびに自動的に「変換中です」とツイートする。以前Jhon Scofieldのアルバムを変換したら本人から私のツイートに返事があって感激した。