以前スコットランドのLivingstonという街に住んでいました。早いもので日本に帰ってから10年以上経ちました。
最近この街のことを思い出す出来事がありました。
1. 北京パラリンピック
女子のアルペン チェアスキーで村岡選手が大活躍しました。2大会連続で、また東京パラリンピックから十分な準備期間が無いのに素晴らしい結果を残しました。
村岡選手と同じ種目にイギリスから出場したShona Brownleeという選手がいます。彼女は私がスコットランドに住んでいた時の家内の友人の娘さんです。友人からShonaのことを聞いていました。ホルンをやっていましたが楽団で安定雇用されず苦労していました。その後RAF(イギリス空軍)のバンドに就職が決まりました。RAFのバンドの演奏を何度か聞いたことがありますが非常にレベルが高いです。友人はもちろん私達も非常にうれしく、誇らしかったです。
しかしShonaは入隊からしばらくして訓練中に足のケガをしてしまいました。最初は捻挫程度と思っていましたが回復しないので様々な治療を試みました。結局義足にせざるをえませんでした。そのことを聞いたときは非常に辛かったです。
その後、友人からShonaがリハビリの一環としてスキーをしていると聞きました。それはたった3年前のことです。それまでShonaはスキーをしたことが無かったそうです。しかも足のケガをしたのが30代後半です。そのShonaがパラリンピックに出場したのです。友人は娘のShonaをリスペクトしていると言っています。もちろん私達もShonaのことを本当に凄いと思い尊敬します。
友人の住んでいるところ すなわちShonaの出身地はLivinstonです。
2. サッカー
私は松本に住んでいるので松本山雅を応援しています。昨年はまさかのJ3降格で意気消沈しています。松本山雅と言えば前田大然です。前田大然はスコットランドのセルティックに移籍して活躍しています。私がスコットランドに住んでいた時には中村俊輔がセルティックで活躍していました。俊輔が日本に帰る時に領事館主催のお別れパーティに招待されましたが、私もスコットランドとお別れする時であわただしく出席することができませんでした。今でも残念です。
前田大然を含め多くの日本人選手がセルティックで活躍しています。大然が3月6日に5試合ぶりの得点を決めました。相手のチームはLivingston??? ひょっとして私が住んでいたLivinston?調べてみるとそうでした。私がLivingstonに住んでいた時にもチームがありましたがほとんどアマチュアに近いチームでした。当時のカテゴリを知らないのでよくわかりませんがセルティックやレンジャーズと戦うレベルのチームでは全くありませんでした。よく買い物に行ったショッピングセンターの近くに競技場がありましたが小さくて入場数も数千人くらいではなかったでしょうか?そのチームが今はスコットランドのプレミアシップで戦っているとは驚きました。松本山雅が地域リーグからJFL、J2、J1へと駆け上がった歴史と重なります。
何故か今週はLivingstonを思い出す週になりました。