長野県出身の渡部が複合で銀メダルを獲得して最高に嬉しい!
さて先日のClassic編に続いて機器の評価をする際に使うCDのJazz編を書いてみたい。
最近は小編成の演奏やVocalで評価することが多い。以前は自分でもSaxを吹いていたのでSaxを中心にした演奏で音を評価することが多かった。Saxの演奏が好きだがなまじ音を知っているので中々良い録音に出会えないのと、逆説的だが録音した音でどれが本当の音かわからないのがその理由だ。
(1) Ella & Louis
本当に素晴らしい歌と演奏である。バックはなんとオスカー・ピーターソン、レイ・ブラウンやバッディ・リッチが参加するクァルテット。好きな曲ばかりで評価で何度聞き返しても楽しい。どの曲を聴いても良いが”ヴァーモントの月”や”アラバマに星落ちて”などを聞いている。
二人の声とトランペットの実在感を聞く。うまく再生できると口とマイクの距離が微妙に変わるのが聞こえるような気になる。このCDがうまく再生できればあとは何も要らないとさえ思う。
(2) Martin Taylor The Vallay
私の大好きなギタリストだ。彼はスコットランドに住んでいてかつて何度か生で聞いたことがある。そのテクニックとエンターテイントにすっかりほれ込んだ。そして教会のような建物でのPA無しの生(ギターアンプのみ経由)の音を聞いているので音のイメージがつかめる。そんなこともあり評価用に使っている。
このCDにある”明日に架ける橋”は涙が出てくる。 そして最後のKWAMEはいつも演奏会でやっていた出し物。その当時のことを思い出す。すごいテクニックを面白おかしく披露する貴重なトラックだ。ここに彼のMCが入っていれば最高だが。
(3) Keiko Lee Live at “Basie”
素晴らしい演奏かつ素晴らしい録音だと思う。ベイシーという空間を思い出しながら音を聞いて判断する。
Keiko Leeは名古屋のJazzハウスで何度か聞いたが本当に味がある歌手だ、その時の記憶をもとに判断している。かなり主観的だ。
本当に音の判断は難しい。特にJazzの場合は生と言ってもPAを通すので再生音を聞いているので、生とは言え再生音を聞いている。だから生との比較は無いと思う。
上に挙げた3枚のCDを改めて見ると生に近い音が記録されているCDになっているように思う。実際には加工されていると思うが、自分の持っている生との比較がしやすいとか、声をオンマイクで取っているとか。
これらのCDを聞いていると何度再生しても楽しい。 でも音の評価は疲れます。