昨年に続いてCDコンサートに行って来た。
新 忠篤さんが機材を持ち込んで松本のキッセイ・フォールでCDコンサートを行っている。
今年は8/29、8/31,9/2,9/6の4回開催される。
家内に教えてもらい一緒に聞きに行った。家内から聞かなければパスしてしまったかも。感謝です。
昨年聞きに行った時は様々なホールの響きを比べるために演奏を抜粋して鳴らしたが今年は曲を通して演奏した。ドヴォルザークのセレナーデとモーツアルトのオーボエ四重奏はいずれもハーモニー・ホールで録音されたもの。ハーモニー・ホールは音が良いことで知られているがセレナーデは風邪を引いて耳と鼻が詰まったときのような音でおかしい。
座っている場所が悪いと思い最前列の真ん中の席に移動した。すると2曲目のオーボエ四重奏は非常に良かった。そこに演奏者が居るかのような気配が感じられた。客席に居るという感じではなくステージの上で聞いているような感じだ。
最後のブラームスの4番は私も持っているCDだ。1989年ベルリンの録音。ベルリンの壁が崩壊する2ヶ月ほど前にベルリンで録音された演奏。少し弦の音が粗いと感じた。この頃の録音のクオリティによるものかと思ったが音に勢いがある。SKOの最初の録音だそうだ。録音に関わった西脇義訓さんが録音当日のことを語ってくれた。西脇さんは第二バイオリンの後ろで演奏を聴いていて小沢さんの指揮に圧倒されたそうだ。
演奏機材は上のパンフレットに記載の通り。写真を撮ってきた。
スピーカーはウエスタンの594Aとジェンセンの13″を825に入れたもの。ウーファーも中高音のドライバーも励磁型スピーカー。励磁型スピーカーは音に勢いとスピード感があって素晴らしい。
左下が300B-ppの単段アンプ。聞いたところ入力トランスで14dB程度の利得があるそうだ。600Ω入力だからできることだろう。
こちらはCDプレイヤーとプリアンプ。ミキサー的なレイアウト。
いい音を聞かせていただきありがとうございました。
ちなみに家に帰ってブラームスの4番をかけてみた。再生した部屋の容積が3桁くらい違うせいか、再生装置の違いかわからないがこじんまりした音に聞こえた。今度ハーモニー・ホールのオーボエ四重奏のCDを買って比べてみたい。