アンプ(P-300X)の修理(その2)

9月19日はスコットランド独立の国民投票の開票があり仕事がほとんど手につかなかった。結局独立反対が過半数となり独立はまぬがれた。本当に良かった。家内と一緒に喜んだ。

それでも独立派は数年前は誰も無理だと思っていた独立要求をキャメロンに認めさせて、国民投票に持ち込み、賛成派が過半数を占める迄にあと僅かのところまでこぎ着けた。この執念と実行力は大したものだ。キャメロンが国民投票間際にうろたえたことや、2012年に国民投票を認めたことが批判されている。

しかし某国は国民投票をすると負けるのが分かっているので国の重要な方向性を閣議決定で決めるという姑息な手段で済ませてしまった。それと比べたらUKはどんなに潔いことか。国民の将来を決める重要なことはどんなに苦しくても正直で誠実に国民の理解を得るべきである。(脱線ですいません)

さてP-300Xの部品がやっと届いた。前に書いたとおり故障の真因がはっきりしないので単純に部品を交換しても再び壊れてしまう恐れがある。そこで部品を実装する前に各部の電圧を測定して少しずつ部品を取り付けることにした。前回は初段の差動回路は壊れていないと判断したが電圧を測定すると何かおかしい。各部の動作点が微妙にずれているようだ。

ネットにある回路図を参考にして動作確認しているが回路的に理解できない部分がある。結局自分で回路のトレースをしなおした。その結果ネット上の回路図は約95%は正しいが微妙に違っていることがわかった。トレースして回路図を起こして各部の動作点や電流がやっと計算できた。

いままで理解できなかった初段の動作も理解できた。しかし電源電圧の変動や温度の変化に対しての挙動には未だにわからない部分がある。

今日は回路のトレースで終わってしまった。ひょっとすると正常だと判断した部品も壊れているかもしれない。そうなると増幅回路の半導体は全て交換となってしまう。このような壊れ方は過去に経験がない、、、 一体どのような故障なのだろうか?

明日は回路の再チェックをしつつ真空管オーディオフェアの準備も始めないと、、、

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