昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いします。
今年は熊本の地震、アップルの業績下方修正に端を発する円高・株安など波乱の幕開けとなりました。心配な1年ですが、リスクがあることを認識して堅実に進んで行こうと思います。
パワーアンプの試作品の動作確認を進めています。基本動作の確認ができました。さらに評価を行うためにはアンプに搭載されているMCU(マイコン)で制御を行う必要があります。現在MCUのソフトを書いています。
製品開発に時間がかかり、回路設計、ケース設計、ソフト開発など1~2年に1度しか行わないので開発方法やツールの使い方などすっかり忘れてしまいます。今回ソフト開発では、開発環境が変わってしまったり課題が続出です。
それでもなんとか基本部分のコーディングが終了しました。これからデバッグとアンプ全体の動作確認、性能評価をしたいと思います。
パワーアンプの特徴(セールスポイント)について説明します。
- 高いスピーカー制御能力
- 出力段バイアスを最適制御
- スピーカー切替え機能
1について 今回の開発目標は、私の所有するWestlakeのような低インピーダンスかつインピーダンス変動の大きいスピーカーを良い音で鳴らすことです。そのために高性能で駆動力の高いアンプを目指しています。
2について これが今回の最大の開発項目です。新規技術なので詳細はまだ説明できません。理論が音に反映されるか確認も必要です。はたして目論見通りになるのか?楽しみです。
3について スピーカー切替器 SSP-01と組み合わせると能率補正をしてスピーカーの切り替えができます。アンプでは元々電源オンオフのノイズ除去のためにFETまたはリレーが必要です。アンプに必須のこのスイッチをスピーカー切り替えに使えばアンプとスピーカー間のインピーダンスを全く増加せずに能率補正機能つきのスピーカー切り替えが実現できます。
例によって仕事が遅いですが、一歩ずつ先に進みたいと思います。