部品や関連資材の調達について

会社に勤めていた時には電子回路の設計を行っていたので電子部品についてはある程度の知識や経験に基づく勘があるので選定するのにあまり困らない。ただし最近の部品は以前のものと違うし、同じ機能でも特性や価格が違うので適切な部品を選ぶには時間がかかる。

これに対してケースや梱包材などはメーカー選定が大変だ。標準品を購入するのではなく、カスタム品なので私のところのようなスタートアップしたばかりで数量が多くないところは相手にしてくれない。何社か見積りをお願いしたがなしの礫だったり、「見積りします」と言っておきながらうやむやにされ連絡しても返事が無い。こんなことはこれからもあるだろうし、いちいち腹をたててもしかたないので気にしないようにしている。

しかしこのような対応をした会社のイメージは私の中では最低であり今後取引することは無いだろう。一担当者の資質の問題か会社全体の体質かは、分からないが、、 やはり一事が万事と思ってしまう。これはなにも人のことではなく、私自身も社会人として最低限の良識とマナーを持って全ての物事にあたらないとならないと教えてくれる。

そんな中で取引額が少ないにも関わらず親切に対応してくれる会社もあり本当に感謝する。このような会社には今後継続して発注させていただきたいと思うし、なんとか頑張って売り上げを増やして恩返ししたいと思う。

会社に居ると会社の看板が背中にあり、大きな苦労をせずに仕事を進めてきた。そして自分の実体よりも力があるように錯覚することもあった。会社に勤めていた時もそのことを理屈としては認識していたし、思い上がってはいけないと自らを戒めていたつもりだが、自分で起業してから身にしみてわかるようになった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です