月別アーカイブ: 2014年4月

光城山に行ってみる

忙中閑ありというわけではないが仕事の合間に家内と一緒に近くの光城山に行ってきた。

hikari

光城山については以下のリンクを参考にしてください。写真もこのサイトから引用しています。

http://www.mtlabs.co.jp/shinshu/hike/hikarijy.htm

名前の通り昔の山城があった場所だ。光城山の麓から頂上まで桜の筋が駆け上る。私の家から少し北へ行くと桜の一本道が見える。素晴らしい景観だ。麓から頂上までの標高差が300mくらいあるので麓から順番に咲き始めて頂上に至る。麓が葉桜の頃頂上が満開という感じで桜のいろんな表情を同時に楽しめる。

10年振りに家内と一緒に光城山に登った。以前は家内と日本アルプスを駆け巡っていたが最近は山とご無沙汰。登りは楽だったが下りは少々大腿部に応えた。

以前は山登りの前のトレーニングに頂上まで駆け上がっていた。今で言うトレールランみたいな感じ。毎回タイムを短縮することを考えて登っていた。今回は家内のペースに合わせてゆっくり登る。下りも転ばないようにゆっくり。それでも結構筋肉が痛くなった。

私は週に2-3回それぞれ約10kmずつ走っているので心肺能力や足腰には自信があるが、ランニングに使う筋肉と山登りに使う筋肉が全く別物だということを思い知った。使う筋肉が違うことは知っていたのだがやっぱりという感じ。私のような三流のランナーはランニング時すり足に近い感じで走るので太ももをほとんど使わない。しかし山ではは太ももをよく使う。それで結構疲れた。かなり大腿部が退化していると感じた。

光城山はユニークなお花見ポイントだと思う。安曇野・松本地区にはもう一箇所ユニークなお花見ポイントがある。

弘法山古墳だ。山一面が桜に覆われていて凄いとしかいいようが無い。

koboyama

写真は http://www.lococom.jp/article/view/2359712/  より引用

http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/special1_index-id_60-htm

今年はもう遅いが来年は見に来てください。

パワーアンプの修理(その2)

先日、パワーアンプの故障箇所を見つけて修理用部品を発注した。

部品が届いたので早速修理を行った。出力段のFETの交換は放熱器のネジを外して、基板にストレスがかからないように配線をはずし再び組み上げる。作った時は出力段のFETの配線を先に行い、次にFETからの配線を基板に半田付けしていた。しかし修理の際は基板への配線をそのままにしてFETの配線をやり直すので狭いスペースに半田コテを入れて作業する必要がある。それほど難しい作業ではないが気を使うしやっかいだ。

部品を交換し電源を投入する前にアイドリング電流を測定するための電源の配線をはずして電流計を入れる。この作業も結構面倒。

チェックにより不良と判断した部品以外に壊れた部品がある可能性もぬぐえないので正常動作する確率は50%と思いながら電源を投入する。結果はOK。とりあえずほっとする。出費がムダにならなかった。

温度補償に使っているサーミスタがオリジナルと違うのでアイドリング電流の安定度に不安があるため数時間電流をチェックする。アイドリング電流は安定している。サーミスタの特性の微妙な違いも熱結合もどうやら問題なさそうだ。

以上のことが確認できたので電流計を外して音を出してみる。壊れても良いテスト用のスピーカーを接続して音出し。無事音が出る。

たいした作業ではないが結局半日かかってしまった。

修理したアンプはこれ。

amprepair

10年以上前に作った金田式のアンプ。今こうして修理し配線やレイアウトを見ると気になるところが多々ある。低インピーダンスでないとならない箇所の配線の長さが結構長い。その他色々と気になる。当時も気づいていた筈だが根本的にレイアウトを変更するのは面倒なのでオリジナルに忠実に作ったと思う。

今検討している製品では理想とするレイアウトを実現したい。そのために今回の修理は参考になった。

パワーアンプの修理

スピーカー切替器の歪率特性を測定した時に常用していたパワーアンプが壊れてしまった。昨年のことだ。

忙しくて修理に取り掛かれなかった。その気になってやり始めれば比較的短時間で済むことも腰が重くて取り掛かれないことがある。

例えば高校の同窓会の紙の名簿(300人超)をExcelに入れる作業があった。OCRで読み込もうとしたがうまくできず3ヶ月ほどほったらかしにして居た。しかしお尻に火がついてやり始めると1日でできてしまう。どうしても優先順位が低いことは後へ後へと追いやられてしまう。

アンプ修理も別のアンプがあるので音楽を聞くことができる。それほど困らないので修理は後回しになっていた。しかしこれから暑い夏になるし、節電の時期に真空管アンプばかり使っているわけにはいかないので修理することにした。

アンプを分解して確認を始めた。先ず本当に壊れているかもう一度確認する。電源を入れた瞬間に保護回路が働いてしまう。やはり壊れている。

アンプの出力をオシロスコープで見ると電源投入後左チャンネルに約30VのDCが出ている。右チャンネルは正常なようだ。

保護回路が働く場合通電して各部の電圧を確認することができない。保護回路をはずして確認することも可能だがそれでは連鎖的に故障していないデバイスまで破壊する恐れがある。

それとNFBがかかっている回路ではNFBをはずさないと電圧を測定してもわからないことが多い。

皆さんも同じようにやっていると思うが、このような時は電源を入れず回路の各ポイント間の抵抗値を測定するのが有効だ。幸い右チャンネルは正常と思われるので左右を比較して値の違う部分を見つければよい。

但しテスターの抵抗レンジの場合どのリードに+の電圧が出ているかを確認しておかないと半導体の確認の場合には値が違うので注意が必要。昔なつかしいアナログテスターの場合は何故か黒リードに+の電圧が出ていた。最近のディジタルテスターでは赤リードに+の電圧が出ているようだ。全てを確かめたわけではないのでこれが標準的なのかわからないが。昔の感覚で今のディジタルマルチメーターを使う場合は念のためにチェックすると良いと思う。

さて調べて行くと出力段の+側のMOS-FETのゲート=ソース間の抵抗が左右で異なることがわかった。出力段のゲートとソース間には抵抗が入っているので抵抗に原因があるのかMOS-FETに原因があるのかを確認するためにMOS-FETのゲートへの配線を取り外す。その結果MOS-FETのゲート=ソース間は本来絶縁されているはずなのに約150Ωの抵抗があることがわかった。これで出力段のMOS-FETが壊れていることがわかった。

アンプを作ったのは10年以上前なのでデバイスは当然ディスコン。調べてみるとヤフオクで入手できることがわかった。早速注文した。

MOS-FETを交換して直れば良いが、他の部品にも被害が波及している場合がある。テスターでチェックした限りでは他の部品は問題なさそうだが、、、

部品の入手は来週の予定。来週になって再び腰が重くなっていなければ良いが、、、