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LCDモニタの交換

世間はバレンタインデーで賑やかなようです。海外では男性が女性に花を贈るのが普通なので私も小さい花束を家内に贈ろうと思います。

30年以上前、私が社会人になった頃の設計のやり方は今とかなり違っていました。マーケティングの結果を元に仕様書を手書きで作成し、文献やデータブックを読みながら回路の構想を決め、ドラフタに向かって図面を書いていました。その後ブレッドボードで動作確認をして量産試作を作って評価して認定します。

ソフトウェアの開発では最も初期はニーモニックを紙テープにパンチしてそれをミニコン(ミニと言っても幅60cm、高さが1m以上ある巨大なコンピュータで主記憶はなんと磁気コアメモリでした)でアッセンブルしていました。その後ソフト開発環境はワークステーションベースに変わりアッセブラ、Cなどを使いました。

その後ドキュメント作成、ソフト開発などがPCで行えるようになり続いて回路図入力、ケース設計、各種シミュレーションもPC上で可能になりました。

今は設計作業のほとんどがPC上で行えるようになりCAD、シミュレータなど各種ツールも無償またはかなり安価に入手可能です。隔世の感があります。私も作業のほとんどをPCを使って行っています。多分9割以上はPCに向かって仕事、残りの1割が半田コテを握ったり音を聞きながらの作業だと思います。つまりほとんど毎日PCに向かっています。

PCの表示には2台のLCDモニタを使っいます。当初21″(4:3)のモニタを2台使っていました。例えば1台のLCDにCADを表示させてもう1台に部品のデータシートを表示させるなどします。モニタが2台無いと非常に不便です。2年ほど前モニタが1台が壊れてしまったので27″のワイドのモニタを購入しました。メインのモニタが27″ワイド、サブが21″(4:3)です。2台のモニタのアスペクト比が違いますが27″ワイドと21″インチ(4:3)は画面の縦サイズがほぼ同じなのでアスペクト比が違っても問題ありません。むしろ27″ワイドは幅が広すぎて疲れます。よってワイドと4:3の混在ディスプレイをあえて使っていました。

ところが残りの21″(4:3)のモニタも壊れてしまいました。10年近く使っているのでしかたありません。モニタ1台では作業効率が著しく低下しますしソフトによってはサブモニタに表示させていたポップアップがどうしても表示できないので仕事になりません。早速27″モニタを購入しました。27″を2台なのでこれで「表示は最強」だと思われるかもしれませんがワイドを2台使うと左右の幅が1.2m以上で全てを使いきることは不可能です。

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下手に全領域に情報を表示させると首を左右に振らないとならないので疲れます。結局右側モニタの左半分、左側モニタの右半分を主に使用して時折見る情報を残りのエリアに表示させます。試しに液晶の縦使いを試しましたが高層ビルを見上げるようで最悪です。縦使いの限界は24″位?

本当は22-24″の4:3モニタがあればいいのですが見つかりませんでした。あったとしても価格はかなり高いでしょう。PCでも動画を楽しむことが一般的になり量産効果を得るためにTVと同じ液晶をPCでも使うのは自然の流れでしょうがPCで業務を行うユーザ(さらに近眼で老眼)には全く迷惑です。なんとかならないものでしょうか?

電力自由化

電力自由化により電力会社を自由に選ぶことができるようになりました。

以前住んでいた英国では1990年代から電力の自由化が行われていてどの電力会社から購入するか自由に決めることができました。ガスと電気のセット割もあって少しでも安いものを選ぼうとしましたがどこを選んでもそれほど料金に大きな差が無かったように記憶しています。

日本で電力会社の選択ができるようになり私のところに案内が来ていました。そろそろ従来の電力会社から購入するか新しい電力会社から決めようと料金プランを調べてみました。調べた結果なんのことはない、現在のプランを継続するのが最も安いことがわかりました。今の電気料金より多少安くなるかもしれないと皮算用していましたが期待はずれです。

英国では自由化の副作用として電気料金が値上げされたと言われています。詳しいことは良くわかりませんが自由化しなくても値上げされたでしょう。また自由化により各電力会社の効率化が進んだので自由化前より値上げが少なかったかもしれません。

日本でも電力価格に市場原理が働くようになるので今までよりは企業間競争によりコスト削減、サービスの向上が期待できます。色々と課題はあると思いますがそうでないと意味がありません。

今より料金プランは安くならないのでできるだけ節電して電気料を減らしたいと思います。

私の地域は先月電気のスマートメータが取り付けられました。今までは月単位の電力使用量しかわかりませんでしたが現在はWebで日単位、時間単位の電力使用量がわかるようになりました。これは大変な進歩です。しかしリアルタイムの使用量はわかりません。

スマートメータから家のHEMSにリアルタイムでデータを送るBルートサービスというものがあるようです。折角スマートメーターになったのでHEMSを購入してみようと思い調べてみました。まだ手ごろな価格のHEMSは無いようです。機器の値段が高いし月額使用料がかかるなど購入したくなるレベルではありません。

簡単なHEMSならスマートメータと無線またはPLCで通信してデータを保存して閲覧できれば良いだけです。いずれ数千円のHEMSが出て来ると思うのでそれを待つことにします。