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薪ストーブの季節

本日の最低気温は-3℃。水道が半分凍っていました。タップを回しても水が出ず、しばらくしてチョロチロと出始めて、数十秒後に全開しました。

いよいよ薪ストーブの季節です。私が使っているストーブはVERMONT CASTINGSという会社のアンコールという製品です。1997年に導入して今まで使っているので22年目の冬を迎えます。

素晴らしいストーブで、冬を楽しく過ごしています。さすがに20年使っているとあちこち傷んできます。

アンコールにはキャタリックコンバスターという触媒が使われています。木が完全燃焼するためには600℃ほどの温度で燃焼させる必要があります。しかし、こんな高温で燃焼させるとストーブの本体がダメージを受けます。触媒を使うと200~300℃で木材を完全燃焼させることができます。木のエネルギーのほとんどを使い、煙突から余分なガスを排出しないので環境にやさしいストーブです。

このコンバスターは寿命があるので数年に一度は交換する必要があります。(以前は3年に一度くらい交換していました。最近は寿命が延びました)また交換する必要が無いとしても、状態をチェックし、コンバスターに溜まっている灰を取り除くためコンバスターを取り出す必要があります。

この作業が大変です。コンバスターを取り出すにはまずスロートフードというパーツを取り外し、次にロアーファイアーバックというパーツを外します。ロアーファイアーバックは熱によって変形しているので、ストーブの内壁と干渉して取り外すことが難しいです。やっとコンバスターを取り出して点検し元に戻します。そしてロアーファイアーバックを元に戻し、、 ここが大変で、簡単に元には戻りません。ストーブの内壁に当たるのでだましだまし押し込みます。

そして最後に、スロートフードを設置しますがこれが難しい。外す時には簡単に外れますが、はめる時にはまさに知恵の輪のような難しさです。しかもロアーファイアーバックが変形しているとその難しさが倍増します。これがもの凄く大変でいつもいらだちます。今年は春先にはめこみをあきらめて、一昨日やっとはめこみました、、、

ロアーファイアーバック は7~8年前に交換しまたが、今年はかなり変形していて危機的状況です。次回は交換しないといけないかも。

パーツの取り付けができない時に、ネット取り付け方のヒントを探していたら、現行品のアンコールはコンバスターがむき出しになっていてメンテが簡単なようです。毎年アンコールのメンテが大変なので、来シーズンにはストーブを新調しようと思います。

新型アンコールにするか、他の機種にするか?薪をくべながらゆっくり考えます。

今日は、久しぶりに風が弱かったので煙突掃除をしました。去年より煤が少なかったです。

これで、薪ストーブは準備完了です。厳しくも楽しい冬がやってきます。

ストーブのメンテをしながら考えました。 

以下ですます調でなくである調です。

人によってプロセスを楽しむ人と、成果を楽しむ人が居る。私はどちらかというとストーブを焚く前の作業を楽しんでいるかもしれない。それぞれの作業をしている時は楽しくないし、面倒だと思っている。早くストーブを焚きたいと思って頑張っている。しかしストーブで暖を取っている時には幸せだと思うがあたりまえだと思う。またストーブで暖を取りながら翌年の薪の心配をしてしまう。準備に費やした苦労の分以上に幸せを享受していない。

オーディオでも、作る時は頑張るがそれを聞く時はゆっくり聞けない。次の製品の開発をしたくなる。結局開発した製品を鳴らしている部屋の隣の部屋で次の製品の開発をしている。部屋のドア越しに音を聞いているので、当然しっかりと音を聞くことができない。貧乏性?年齢を考えるといずれ耳が不自由になるだろうから、今のうちにオーディオをゆったり楽しまないとならない。でも椅子に座って音楽を聴いていると落ち着かなくなって製品の検討や設計に気持ちが移ってしまう。

なんて損な性分なんだろうと思う。

絶望の林業

私は20年以上薪ストーブを使っているので林業に興味があるし、多少でも林業に貢献したいと思っています。

日本の林業は人件費が高く、外材に負けた。しかし森林税などで補助を行い、薪ストーブ使用者の増加で木材の需要が高まり、林業が再生しつつある。と思っていました。

しかし表題の本を読んだところ、私の認識は全く間違っており、林業が八方塞がりの状態に陥っていることがわかりました。

本の内容を詳細に書けませんが、林業が構造的に行き詰っていることが書かれています。林業の採算性、継続性が非常に厳しいことが具体的な事例を示してこれでもか?と書かれています。本書の中でこれだけ否定的なことが書かれていると、門外漢の私でも気持ちが滅入ってしまいます。

一方で林業を振興させるべき林野庁が発行している森林・林業白書には事実を隠すようなデータが書かれているそうです。

一例では木材の輸入量は重量で表記し、輸出量は金額で表記しているとのこと。輸出と輸入を異なる単位で比較するなどありえないです。

さらに国内の山林の貯蔵量(山の立ち木の総体積)の増加と伐採された木材の体積の測定方法にも問題があります。立ち木の体積では木の全体積を使うのに、伐採された木の体積には製材後の体積を使います。製材すると2~3割は体積が減るのに白書では、立ち木の体積と製材後の体積を比べて伐採量が少ないのでもっと伐採が必要だと結論をだしているそうです。

本に書かれていることが本当か白書を見てみました。白書は膨大な量がありどこに何が書いてあるか探すのが非常に大変です。
意図的に情報をわかりずらくしているのでしょうか? 会社の決算書のように数ページの諸表を見れば重要な情報の多くがわかるようにしてほしいものです。

森林は木材という商品を供給する場所だけではなく、国土を守るために重要な資源です。台風などによる洪水を防ぐためにも森林で保水する必要があります。農業も同じですが、商業主義やグローバリズムに流されずにしっかりと守る必要があります。今のような丸投げの補助金ではなく国土を守るための国家事業として森林の育成をしてほしいです。

本書で論じていた木材は主に針葉樹です。 私が薪に使っているのは楢やクヌギなどの広葉樹です。 楢などの広葉樹は植林しなくて自然に生えて来るそうです。
林業家の方に聞くと、針葉樹の林業と並行して楢や雑木のビジネスができるのは良いことだと言っていました。

またリンゴの木や庭木をいただいて使っています。りんごの木は病気になった木を伐りりんご園で焼くはずのものをいただいてストーブで使っています。リンゴ農家の方は燃やす手間が減るし、私は燃料が手に入ります。化石燃料の消費が減るので環境には良いと思っています。

私のしていることが、環境や日本の林業にとってプラスだと勝手に思っていますが、ものごとはそう簡単ではありません。もっと勉強する必要があります。

ブログ消失

台風で大きな被害があり多くの方々が被災されました。心よりお見舞いを申し上げます。私の住んでいる長野県でも川の決壊、浸水があり身近な地域なので本当にショックを受けました。また非常に広域で同時多発的に洪水が発生したことも驚きです。大胆な財政出動を行い、国土の強靭化を最優先で進めてほしいです。

一ケ月ほど前からブログが表示されなくなってしまいました。ブログにはWordPressを使用していますが、私はネット関係の知識があまりなく詳細がわかりませんでした。WordPressのアカウント自体が消失してしまったようで、今までのブログも全て消えてしまったと思いました。

丁度、仕事で忙しくて対応ができない状態が続きました。しかし仕事がひと段落したのでなんとかならないか試行錯誤を始めました。従来の記事を復活させるのは早々にあきらめて、新規にブログを作成しようとしていました。すると昨晩突然ブログが見えるようになりました。なぜ??? 理由がわかりません。理由がわからないので、再発する可能性が無いとは言えません。バックアップを作成していざという時に備えたいと思います。

さて、今までパワーアンプの設計を休んでカスタム品の設計と製造を行っていました。それは12セットのスピーカーを切替えるシステムです。既存のスピーカー切替器では最大6セットのスピーカーを切替え可能です。4台のSSU-01を使って12セットのスピーカーを切替えます。下の写真の手前にある白い箱が4台のSSU-01を制御するアダプタです。評価が完了しエージング中です。

保守用に在庫していた切替器の一部を使って受注しました。最低限の予備を確保しておく必要があるので、これでSSP-01は販売終了。SSU-01は在庫僅少です。

また勝手ながら残りのSSU-01は定価での販売とさせていただきます。