月別アーカイブ: 2013年12月

良いお年をお迎えください

暦の上ではDecmeberになったと思ったらあっという間に大晦日となってしまいました。

今年は9月に製品の販売を開始することができました。設計、試作、製造のそれぞれの段階でご協力いただいた皆さんには大変お世話になりました。改めて感謝申し上げます。

昨年後半から開発に着手したスピーカー切替器の開発には慣れない作業もあり約1年程度を要しました。スタートしたばかりの企業であり知名度が無いのですべてがこれからです。

来年は干支のとおりサラブレットのように飛躍したいと言いたいところですが、農耕馬のように一歩一歩地道に着実に前進して行きたいと思います。

今年一年本当にありがとうございました。皆様方も良い2014年をお迎えください。

滝澤 安俊

長谷弘工業さん訪問

新潟県三条市にある長谷弘工業さんを訪問した。

以前から長谷弘工業さんのWebを拝見していて積層方式によるバックロードホーンの構造は非常に合理的なアイデアだと思っていた。いつかは購入したいと思いながらまだ実現していない。

昨年は、長谷弘工業さんのスーパーサンンドインシュレータを購入してCDプレイヤーやネットワークプレイヤーに使っているが、振動によると思われる付帯音が減り、音楽の情報をより正確に聞き取ることができる。

長谷弘工業さんのショールームでスピーカー切替器を使っていただくよう図々しくお願いをしたところ快諾いただいたので切替器を持参してセッティングを行った。長谷弘さんのショールームではCDプレイヤーの出力をパワーアンプ(300B)に直結して使っているので切替器のSSP-01をCDプレイヤーとパワーアンプの間に入れることにした。接続する際ちょっとしたトラブルがあって時間がかかってしまったが無事設置することができた。

設置した基本セットでは3セットまでの切り替えなので全てのスピーカーを切り替えられず申し訳ないが、リモコンで音量調整できるのでかなり便利になるのではないかと思う。

しばらくスピーカー切替器を使い評価していただくことにした。

hasehiro

切替器の設置の前後にスピーカーの音や試作中のインシュレータの音を聞かせていただいた。

積層型バックロードホーンの音はバックロードホーン臭さが無く非常に自然でクオリティの高い音だった。PARC Audioの13cmウッドコーンユニットを装着したMM-161Tはとても13cmとは思えない音で魅力的だった。

またコンクリートホーンはS/N比が高く説得力があるので思わず襟をただして音を聞かないといけないと思わせるものであった。音楽に集中できそうなスピーカーだと思う。

一方スピーカー用のインシュレーターは音のバランスが変わるくらいの違いがあった。そして歌手が一歩手前に近づいて来るような感覚を覚えた。いずれ自宅でも試してみたいと思う。

三条や長岡は雪が多い場所なので車での移動が少々心配だったがまだ道路に全く雪が無かった。今週末には雪が降りそうなので良い時期に訪問することができてラッキー。日頃の行ないが良かった??

Linnからのクリスマスプレゼント

Linnからクリスマスのシーズンにプレゼントが届く。12月に入るとLinn Recordの音楽をクリスマスまで毎日無料でダウンロードできるのだ。

http://www.linnrecords.com/

ありがたくダウンロードしているが、無料なのは当日だけで翌日には有料になってしまう。毎日忘れずにダウンロードしないとならないが時々ダウンロードし忘れる。それでも様々な音楽をサンプラー的に聞くことができるので貴重な機会だ。

私は主にJazzとClassicを聞くのでその他のジャンルの音楽はあまり聞かない。(食わず嫌いなので良くないと思うのだが、、)そこでLinn Recordのポピュラー音楽の中に心に響くものがないかと楽しみにしている。

若い頃は全ての音楽が新鮮で、聞くたびにドキドキした。それ以降様々な音楽を聞き、自分の好きな音楽が固まり、データーベースが増えたためか新しい音楽を聞いてもドキドキしなくなってしまった。そしてデーターベースに載っていない音楽を聞くと無意識に排除するようになっているようだ。明らかに老化だと思う。

好きなジャンルだけ繰り返し聞くのもいいがもっと若い頃に戻って未知の音楽に感動するようになりたい。そうしたらどんなに豊かな生活になるだろう。そんな期待を持ってダウンロードしたLinnのクリスマスプレゼントの袋をクリスマスの日に開けて一気に聞くのが楽しみだ。

 

スピーカーの特性を測定してみた(その2)

先日に続いてスピーカーの特性と音の関係を書いてみる。

その前にLE-8Tの特性について少し補足をする。

前回のLE-8Tの周波数特性をもう一度以下に載せる。

LE8T軸上_50cm_f特

そしてこれはいつも聞いているよりもツイーターのアッテネータを6dB上げた特性だ。

LE8T軸上_50cm_f特_075+6dB

6dB上げると高音がすごくうるさく聞こえる。しかし実際には3kHzくらいから上昇して12-3kHzから低下している。高音と言って中音の帯域なのだ。075は実は高域が延びていないと言われていたがやはりそうだった。今度はLE-8Tにもっと周波数特性の良いツイーターを組合わせてもいいかもしれない。

さて各スピーカーの歪みを見て音との関係を調べてみたい。

周波数 100Hz、200Hz、1kHz、5kHzの歪みを測定した。50cmの距離で約90dB/1kHzの音圧が出るレベルで測定している。

100Hzと200Hzは低音の特性を見るため、1kHzは中音の特性を見るため、そして5kHzは高音の特性を見るため。低音を100Hzと200Hz測定したのはバスレスの影響を見たかったのと、小口径スピーカーでどんな特性になるかを知りたかったためだ。

LE-8Tの歪み

LE-8T 100Hz

LE8T軸上_50cm_100Hz

LE-8T 200Hz

LE8T軸上_50cm_200Hz

LE-8T 1kHz

LE8T軸上_50cm_1kHz

LE-8T 5kHz

LE8T軸上_50cm_5kHz

LE-8Tは低ひずみという先入観があったのですこし意外な結果だった。歪みは1%程度。私の持って資料では歪みはもっと少ないが、30年以上前の固体で何度もエッジを張りなおしていることを考えるとこんなものかと思う。スピーカーにおける歪率1%は全く問題にならないレベルだ。しかし低域の歪みが心もち多いのはエッジが影響しているのかな?と思う。長寿命のためにはしかたないか、、

SX-3Ⅱの歪み

SX-3Ⅱ 100Hz

SX3_軸上_50cm_100Hz

SX-3Ⅱ 200Hz

SX3_軸上_50cm_200Hz

SX-3Ⅱ 1kHz

SX3_軸上_50cm_1kHz

SX-3Ⅱ 5kHz

SX3_軸上_50cm_5kHz

SX3Ⅱの歪みはLE-8Tに比べて一桁近くよい。やはり2wayなのでそれぞれが最適な特性になるのだろう。しかし音は歪み率が低いという感じがしない。良い意味でゆるくてまったりした音がする。

今日はここまでとしたい。

2013/12/14追記

グラフばかりで申し訳ないがもうちょっと記載させてください。音質と特性の関係については追々とコメントしたい。

ProAc Studio100の歪み

100Hz

ProAc軸上_50cm_100Hz

200Hz

ProAc軸上_50cm_200Hz

1kHz

ProAc軸上_50cm_1kHz

5kHz

ProAc軸上_50cm_5kHz

ProAcは歪みが少なくてかなり良い特性だ。しかし音はピラミダルな感じで安定している。味がある。うまく設置すれば音場感(奥行や高さ)がでる。歪み特性と音の関係はなんとも言えない。

Tannoy Autograph miniの歪み

100Hz

mini_軸上_50cm_100Hz

200Hz

mini_軸上_50cm_200Hz

1kHz

mini_軸上_50cm_1kHz

5kHzの特性を保存し忘れていたようだ。高音の歪みが意外と多い。一方小口径なのに低域の歪みが少ない。音のは清んだ水の流れのようで音からは歪みが感じられない。これも歪みと音の関係がよくわからないスピーカーだ。

キット屋 LM755A + ランドセルの歪み

100Hz

ランドセル_軸上_50cm_100Hz

200Hz

ランドセル_軸上_50cm_200Hz

1kHz

ランドセル_軸上_50cm_1kHz

5kHz

ランドセル_軸上_50cm_5kHz

このスピーカーにはもとから特性の良さを期待していない。だいたい想像通りの特性だ。音は歪みを感じない。歪みというより倍音だと感じるのか?人間の感覚にあっているだと思う。

Electro-Voice 409-8E 平面バッフルの歪み

200Hz

ランドセル_軸上_50cm_200Hz

1kHz

ランドセル_軸上_50cm_1kHz

5kHz

ランドセル_軸上_50cm_5kHz

良い意味で歪っぽい。Jazzやブルースを魅力的に聞かせてくれる。昔のJazz喫茶のような音。特性も多少歪みが多いが755と同じような歪み特性なのにこちらのほうが少々ざらついて聞こえる。

Bose 101の歪み

100Hz

bose_軸上_50cm_100Hz

200Hz

bose_軸上_50cm_200Hz

1kHz

bose_軸上_50cm_1kHz

無難な音だ。小口径のフルレンジでも特性を追わずに音を追求している感じが特性から見える。つまり歪みを減らすとか周波数特性をよくするとかしていない。その結果ほどよい特性になっているようだ。(勝手にそう思っているだけだが)

ScanSpeak10cm+共立電子ダブルバスレフの歪み

100Hz

scanspeak_軸上_50cm_100Hz

200Hz

scanspeak_軸上_50cm_200Hz

1kHz

scanspeak_軸上_50cm_1kHz

5kHz

scanspeak_軸上_50cm_5kHz

音を聞くと頑張っているなあという思いが先に来る。なんとか優等生になろうとして背伸びしている感じ。それが特性にも出ている。低域はダクトの共振の影響などがあると思うが歪みが多い。小口径のスピーカーを働かせすぎかも。小口径はほどほどに使うのが良いと思った。

もともと楽器の音は盛大な高調波(倍音)を含んでいるのでスピーカーから高調波歪みが多少出てもあまり気にならないので、歪みの特性を計り、簡単に音との相関をみつけるのは難しいと思う。かと言って歪みが音に関係していると思うがサイン波でなく複数のスペクトラムを持つ信号を入れた時の歪みの振る舞い(混変調歪みなどを含む)まで把握しないと難しいと思う。

今回はたまたま測定環境を準備したので、とりあえず測定してみただけなのでこの程度にしたい。

 

スピーカーの特性を測定してみた

最近ある方のスピーカーの音がおかしくなってしまったという相談を受けた。

その方の住まいが遠くて実際にスピーカーの音を聞くことができなかったが、その方のスピーカーと同じメーカーの似た構成のスピーカーを私が持っていたので、お互いの測定データをメールでやりとりしながら検討した。

しかしデータからは原因が特定できなかった。しばらく様子を見るということで一旦クローズした。

以前はスピーカーの周波数特性を測定するには高価な装置が必要だったが、今ではPCやスマートフォンがあれば測定ができてしまう。本当に便利な世の中になった。

私の試聴室(というほど大げさな場所ではないが)では製品の長期試験で6セットのスピーカーを切り替えて音楽を聴いている。スピーカーの音と特性の関係について我が家のスピーカーで実際に調べてみようと思い、設置した測定環境を使ってそれぞれのスピーカーの測定をした。

無響室ではないがマイクをスピーカーから50cm程度の位置に設置すれば部屋の影響を低減してスピーカーの特性を知ることができる。スピーカーによっては設置場所(壁や床からの距離)が違うものもあるのであくまでも参考データだ。後述の①と⑥はスピーカーの設置場所が他のものと少々違う。

測定にはefuさんの WaveGenとWaveSpectraを使用させていただいた。

サンプリングを96kHz/24bitとしたのでA/Dは20kHzまでは問題なく測定できている。しかしマイクの周波数特性は15kHz程度までの保証なので15kHzまでを有効なデータと考えて欲しい。

測定したスピーカーは以下の通り。

① 山水 SP LE-8T + 075

② ビクター SX-3Ⅱ

③ ProAc Studio100

④ Tannoy Autograph mini

⑤ キット屋 LM755A + ランドセル

⑥ Electro-Voice 409-8E 平面バッフル

⑦ Bose 101

⑧ ステレオ2012年8月付録 ScanSpeak10cm+共立電子ダブルバスレフ

周波数特性の測定データ

① SP LE-8T

特性: 結構低域が伸びている。シングルコーンの特徴で周波数特性のうねりが大きい。075をつけているが高域は低下している。075はコンデンサで低域をカットしアッテネータを入れているのみ。30年以上前のもの。LE-8Tのエッジはウレタンで痛みやすい。3度張り替えた後、セーム皮のエッジに交換した。

音: このスピーカーは迫力がありながらその一方でフォーマルな感じがする。そして規範となるような音を出す。Jazzを良く聞かせてlくれるが、Classicもよい。ダイナミックレンジはかなりある。我が家のスピーカーの中では優等生だ。

LE8T軸上_50cm_f特

② SX-3Ⅱ

特性: 意外に良い特性だが、100-400Hzのレベルが低いのが気になる。高域は素直に低下していて好ましいが多少ピークがある。しかし製造後30年以上経過しノーメインテナンスでこの特性は素晴らしい。

音: 家内が使っていたスピーカー。音は意外によい。しかし控えめな感じがする。ここぞという時の押し出しが弱い。しかしどんなジャンルの音楽も無難に聞かせてくれる。もっと個性があっても良いと思う。

SX3_軸上_50cm_f特

③ ProAc Studio100

特性: 素直な特性だ。2.5kHz付近のディップが気になるがこれは測定によるものだ。周波数特性の山と谷が比較的少ない。

音: 能率が低いので切り替えた瞬間には痩せて聞こえるが実は音が良い。能率補正して切り替えるとすごく説得力がある音に聞こえる。80Hzくらいのピークのせいか低音が豊かに聞こええてピラミダルな音に聞こえる。高域がのびているが刺激的ではなく渋い良い音だ。Jazzも良いがClassicのほうが合うかもしれない。

ProAc軸上_50cm_f特

④ Autograph mini

特性: 小型にしては帯域が広い。12kHz付近の大きなディップが気になる。1kHz以下は徐々に低下している。

音: 端正な音であり癖がない。しかし低域のレベルの低さが感じられる。普通に聞くと面白くない。壁に近づけて聞くとかトーンコントロールで低域を持ち上げるとかスーパー・ウーファーと一緒にならすなどが前提のスピーカーだと思う。

mini_軸上_50cm_f特

⑤ LM755A ランドセル

特性: WE755のレプリカモデル。箱はWEの通称ランドセルをデラ工房さんが再現した。周波数特性はいわゆるかまぼこ型。そしてフルレンジなので分割振動による山谷が多い。700~1.5kHzの山谷は気になる。しかし測定によるものだと思う。

音: 聴感上もかまぼこ型とわかる。しかしかまぼこ型の心地良さが身にしみる。1kHz前後のピーク・ディップは全く気にならない。味わいがある音だが、何に起因しているのだろう?構内放送に使っていたユニットなので月並みだがボーカルが特に良い。ボーカリストの口の動きがわかるようだ。

ランドセル_軸上_50cm_f特

⑥ Electro-Voice 409-8E 平面バッフル

特性: ユニットも癖がありそうで、箱は平面バッフル。それでも意外に低域が伸びている。1~3kHzの山はこのスピーカーの音を特徴づくっているだろうと予測できる。また同軸型のため高域が結構のびている。

音: 能率の高さと相まって元気が良い。やはり中域のレベルが高いので本当に元気が良い。しかし音は少々歪っぽい。でもこの音がJazz(ブルーノートみないな)やブルースに絶妙にマッチする。Classicには少々違和感があるが、これはこれで良い。ワーグナーなどはいい。 バッフルも鳴りやすいので、それも音に影響してにぎやかになっている。

EV軸上+20cm_f特

⑦ Bose 101

特性: 10cm一本で再生する特性としてはすばらしい。そして低域のレスポンスを欲張らないのでダイナミックレンジを確保しているのだと思う、これも良い意味でかまぼこ型だ。これも30年近くノンメインテナンス。その意味でも素晴らしい。

音: 最近はあまり使っていないが最初に聞いた時はその音の良さに驚いた。音楽を聞いて感動するために必要な要素はもっていると思う。

bose_軸上_50cm_f特

⑧ ScanSpeak10cm+共立電子ダブルバスレフ

特性: つい昨日箱にユニットを取り付けた。f特を見ると素晴らしい。これが10cmのスピーカーかと思う。でも無理しずぎな感じもする。

音: まだしっかり聞いていない。でも特性からわかるように低域から高域までよく出ているように聞こえる。音の定位や広がりが良いと思う。様々なソースを聞いていないのでわからないが活気がある音楽に向いているようだ。

scanspeak_軸上_50cm

以上の通り聴感と周波数特性の相関が結構あることがわかる。聴感は私の主観なので普遍的ではないし、それぞれのスピーカーの設置状態が違う。それでも周波数特性を見るとスピーカーの音を表していると思い、納得する。ちゃんと特性に個性が現れている。

歪率も測定したので次回はその特性を紹介しつつ音質との関係を考えてみたい。

スピーカー切替器仕様変更(続き)

予定通りに仕上がる仕事はまず無いといいますが、やはり仕様変更にも時間がかかってしまった。合間にストーブの手入れに思わぬ時間がかかったとか病院に行ったとかその他の用事があったとかという事情も含めて。

ストーブに関しては初めて”アッパーファイアーバック”というパーツをとりはずして二次燃焼室を交換した。どのように交換するかわからないので彩文さんに聞きながら行った。なんとか交換したがその後は問題のロアーファイアーバックだ。削らないと入らない。5mm削れば入ると踏んでいたが、結局1.5cmも削らないと取り付けできなかった。ロアーファイアーバックはダイキャストなので削るのは簡単だと思ったが、ダイキャスとしては質が良く削るのがかなり大変だった。

そんなわけでやっとストーブが使えるようになった。しばらくの間は様子を見ながらの運転だが今のところは調子が良い。しかし温度上昇しにくいのでひょっとしたらサーモスタットの部分の組立てをミスッたかも。

stobe

それでも使う上では許容範囲内なのでしばらく様子を見てみる。

毎年思うことだが、一度薪ストーブに火をつけると、火を絶やすことができない。今回はパーツ交換が問題ないか試す意味で火を入れた。しかし一度火を入れるともうだめだ。試運転だったはずなのに本運転になってしまった。本当に薪ストーブの温もりが心地よいのだ。このまま来年の3月まで焚き続けることになりそうだ、、、

人間だけでなくて動物も同じことを感じている。我が家の猫のAbbyは薪ストーブ点火前は夜中に我々の布団に入って来たのに、点火以降は薪ストーブの近くでうっとりして夜をすごしている。

話がそれたが、仕様変更の検査では正規表による検査を取り入れた。以前よりも仕様が複雑になり検査手法をしっかりしないとならないと思ったためだ。かなり検査項目が増えて思った以上に時間がかかり大変だったが仕様策定時のミスをみつけて修正できた。最適化をしていないので冗長な検査もあったが、そのくらい検査したほうが良い。検査を1パスしてOKだったので一旦fixしてマニュアルを変更した。

しかしマニュアルで説明が複雑になる仕様だったので再び仕様変更した。しかたなくもう一度検査を行った。自分で良いと思っても人に理解してもらえない仕様はだめだ。次回はマニュアルを書いてから仕様をfixしようと思う。それほどマニュアルは大事なことだと認識した。

明日最終チェックをしてソフト、マニュアルなどをfixする予定。