月別アーカイブ: 2020年4月

絶対音感

パワーアンプのBIAS制御で苦労しているので、仕事の進捗が書けない状態が続いています。今回もそんな時のどうでもよい話題です。

まさに、どうでも良い話ですが、私は絶対音感があります。子供の頃、ピアノを習っていたので絶対音感が備わったと思います。最近は音を聞く前に基準音で校正しないと半音位の狂いが出ることがありますが、まあそこそこ正確だと思います。
しかし私にとって絶対音感はあまりメリットはありませんでした。

私は学生時代にチャーリー・パーカーに心酔して彼のように演奏したいと思いました。お金がないのでサックスは買えません。彼のアドリブのコピー譜を購入して弟が小学校の時に使ったピアニカで吹いて練習しました。就職してすぐに月賦ならサックスが買える!と気付いてアルト・サックスを購入しました。夜な夜な井の頭公園で練習しました。井の頭公園にはプロ級から私のような初心者まで楽器を練習する人が多く居ました。


サックスもクラリネットも小学校で習ったリコーダーと同じで、全ての穴を指で塞ぐとドの音がでます。 しかしアルト・サックスはE♭管なのでドの音を出すとE♭の音程が出ます。アルトの教則本はE♭で書かれているので、その通り吹くと楽譜と鳴っている音が違い、頭が混乱してそれ以上吹けなくなります。
ピアノなど殆どの楽譜はCで書かれています。 そこで私は 、独自の指使いでサックスを吹くことにしました。Cで書かれた楽譜のみ演奏できれば良いと考えて、それ以外の楽譜を演奏することはあきらめました。

私考案の素晴らしい?指使いで練習をしました。それなりに吹けるようになったと自分では思っていました。ただ私はリズム感に難があり、客観的にはいまいちでしたが。

地元に帰り、ビッグバンドに入会し、楽器店のサックス教室に入りました。ここで当然ですが問題が発生しました。バンドで渡されるアルトサックスのパート譜はE♭=ドで書かれているので、私の独自の指使いではだめです。パート譜を自分でC用に書き替えないといけません。結構大変です。

さらに追い打ちで、サックス教室では独自の指使いを禁止されれストレスがたまりました。結局だんだんとサックスを吹くことに対する意欲がなくなり、教室もバンドも辞めることになりました。

ちゃんと音楽を勉強した人は、絶対ドと移動ドを頭の中で瞬時に切り替えることができるそうです。私は子供の頃絶対音感だけついて、その後10年以上音楽演奏から離れていて、突然サックスの演奏を始めたので対応することができなかったと思います。あきらめずに練習を続けていれば対応できたかもしれません。しかし仕事が次第に忙しくなり余裕が無くなったこともあり挫折しました。

ちなみに私の家内はピアノ教師ですが絶対音感がありません。当たり前のように移動ドを使いこなしています。家内は私のことをうらやましいと言いますが、私は上に書いた通り絶対音感をもっているメリットを感じません。
せいぜい飲み会でグラスをチーンと鳴らした時の音階は?と聞かれて Aだとか G#だとか言う程度です。

ひとつだけ便利だと思うのは、曲を聞いて耳コピーできることです。あまり複雑なメロディは何度も聞かないと無理ですが、簡単なメロディならすぐにピアノで正しい音程で再現することができます。最近は指がおぼつかない?ですが、、、

絶対音感のむなしい話でした。

木の伐採

アンプの話ではなく、木にまつわる話ばかり続きますがお許しください。

アンプのファームウェアのデバッグ中に、かなり大きな変更が必要なことに気づいてファームウェアの仕様をみなおしている最中です。またバイアス制御の信号処理の部分は移動平均程度でなんとかなると考えていましたが、タップ数が多いFIRフィルタが必要かもしれません。そうなると今のMCUでは対応できずより高性能なMCUまたはDSPが必要になる可能性があります。ぎりぎり今のMCUで大丈夫だとは思いますが、、、

我が家は家内の実家の隣に建っています。その実家の敷地内にある建物に近接してヒノキが立っています。昨年の台風の時にヒノキが大きく揺れて建物に接触しました。今後も強大な台風が予想されるので、ヒノキを伐ることにしました。ヒノキのほうが古くから立っていて後から建物を建てたのでヒノキとしては「何故オレが伐られるんだ?」と思ったはずです。もう少し木と間隔を空けて建てれば良かったのに。本当に申し訳ないです。

人間のエゴでヒノキを伐らざるを得なくなりました。昨年のうちに庭師さんの仕事が無い冬の間に伐ることをお願いしていました。天気が良く、風が弱い日に伐採に来てくれました。伐る前にヒノキにお神酒をあげてお参りしました。

その後、庭師さんが木に登り、上から少しづつ切り落としました。高所が苦手の私には信じられない技ですが、庭師さんも実は高所恐怖症とのこと。仕事とは言え大変です。

最終的には下の写真のようになりました。庭師さんのチェーンソーの歯が短くて根元近くは切れませんでした。後日私が切ります。

このあたりにはトラクタ小屋がありました。10数年前までは田畑を耕すためにトラクタを使っていましたが、現在は水田の耕作を大規模農家にお願いしているので稲作にトラクタは必要ありません。最近は数十坪の家庭菜園を春先そして収穫が終わった秋に耕す程度でしたが重宝していました。 数年前からロータリーという耕す部分が壊れてしまい、しっかり耕すことができませんでした。古いトラクタなので既に部品が無く修理不能で手放しました。それに伴いトラクタ小屋を昨年解体しました。 下の写真の畦畔ブロックを敷いてある所にトラクタ小屋が建っていました。トラクタ小屋に隣接して単管パイプの薪置き場があります。従来は場所が狭く薪を1列だけ置いていました。トラクタ小屋が無くなったので薪を2列置けるように奥行を拡張しました。単管パイプのジョイントを調整するだけで拡張できました。屋根の垂木や波板は新規に作り変えましたが。これでほとんどの薪を屋根の下に置ける予定ですが、これからいただく薪の量により一部は野ざらしになると思います。

今年はトラクタが無いので、家庭菜園を耕すのが大変です。耕運機を買おうと考えましたが、今年は人力でやって見ることにしました。なかなかパワーアンプの開発がすすみません。。。