特許出願

先日スピーカー切替器の特許を出願した。

製品の構想の段階で、先行技術調査を行った結果同じ機能の特許はみつからなかった。その時点では特許を取得するほどの経済効果が得られないと判断して特許出願を行わなかった。しかし最近ひょっとしたらスピーカー切替器以外への応用で市場規模が大きくなるかもしれないと思い出願を思い立った。

出願を思い立ったもう一つの理由は以下のことを知ったからだ。

既にWebで公開したり刊行物で公開した発明は特許にならないと思っていたが、発明者が公開した場合は公開から6ヶ月以内に出願すればOKだそうだ。出願者と公開者が同じであるとか公開から6ヶ月以内の出願とか以前は第三者の証明が必要だったが今は本人の証明で良い。ものすごくハードルが下がっている。

そこで出願することにしたが、会社に勤めていた時は知財部と特許事務所が出願をやってくれたので、自分では「実施の形態」だけ書けば専門家が明細書を作ってくれた。図面も私が手書きで作ると出願できる図面にしてくれた。さらに特許を出願すると報奨金をいただき、登録されると実績報償をいただきというように恵まれていた。

今回は当然ながら全て自分で書類を作成し手続きを行い、出願費用も自分で支払う。電子出願の仕組みがあるのでかなり楽だったが、明細書を全て自分で書くのは大変だった。何度も何度も推敲し修正した。会社に勤めていた時に自分が出願した特許の明細書を参考にしたり、類似の特許の明細書を参考にしたりと様々な特許文書を読み漁った。

しかし良くわかならないことがある。

例えば「課題」という言葉。

過去の出願例を見ると以下のように課題の意味が違う。

「要約書」に課題という項があるがこの課題は果たすべきミッションのような意味合いで使われている。こういうことを実現しなければならいという目標のようなものだ。

ところが「発明が解決しようとする課題」に書くのは現在の問題点を書いてある。

このように同じ課題でも意味合いが違う。

次に「課題を解決するための手段」

通常、特許請求の範囲の文章の始まりと終わりを変えて書いていると理解していた。例えば特許請求の範囲では「xxxとxxxとxxxで構成されるxxx装置」だとすると課題を解決するための手段は「本発明は、xxxとxxxとxxxとxxxで構成されるxxx装置に関する。」のように書く。それを全ての請求項について書く。特許請求の範囲と解決するための手段がほとんど同じ文章なのは実に非効率だしスマートではない。最近の出願例では、特許請求の範囲とは異なる表現をしているものがある。また独立項のみ書いてあるものがある。どのように表現すればいいのか良くわからない。

そして感じたのは日本語の文法をもう一度学習しないといけないということだ。読点「、」をどこに入れるかもすごく迷った。(それにしてはこの文章への読点の入れ方はめちゃくちゃ) 主語、述語、目的、形容詞などをどういう順番で書くのかなど日頃の文法を無視した文章作成を思い知った。

日本語の勉強をして、私のサイトも推敲しないと・・

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です