ハーツフィールド

以前「無線と実験」という雑誌の交換欄でスピーカーをお譲りした方に久しぶりに連絡させていただいた。その当時ハーツフィールドを作ると伺っていたが完成したとのことだ。

送っていただいた写真を掲載させていただく。

一工程づつ大切に作っている様子が伝わってくるし、仕上がりが綺麗で凄いと思う。

haerts_1Hertz_2hertz_3hertz_4heartz_5 DSC_0011

ハーツフィールドと言えばパラゴンやハークネスなどと並び我々中年以上の世代にとっては憧れのスピーカーである。それは外観の佇まいとはうらはらに内部構造が非常に複雑で凝っている。正しい表現かどうかわからないが「羊の皮をかぶった狼」と言えるのではないか?

スピーカーの図面を苦労の末入手し、7ヶ月ほどかけて作ったそうだ。表面仕上げはこれからとのことだが写真を見る限りこのままでオイルなどを塗って時間に委ねても良いような気がする。

見ていて本当に羨ましい。人の写真であってもうっとりして見入ってしまう。その裏に大変な苦労があった思うが大変なことを一つ一つ楽しんで作ったのだと思う。このスピーカーで音楽を楽しむのは苦労した人にのみ許される特権だと思う。

送っていただいたメールの一部を以下に転記します。

--- 以下転記 ---

板材は北海道産の白樺(バーチ)の合板で商品名をエコシラ合板といいます。札幌の銘木店で売っています。
フィンランドやロシア産のバーチと比較しても密度があり遜色ありません。しかもより安価に入手できます。
まだ表面の仕上げを残していて付き板にするか塗装仕上げにするか
迷っています。今年やる予定です。
マウントしたユニットは以下のとうりです。
ウーファー  JBL  LE15
スコーカー  JBL  2441
ツイーター  JBL   077
ネットワーク JBL  低域 LX5  と  高域 N8000
出た音は圧倒的な迫力で、自分の能力以上のものができて喜びに耐えません
自分ながらびっくりしています。苦労して作った甲斐がありました。
…….
余談ですが、このハーツを作るにあたってはやはりそれなりの工具が必要でした
トリトンというオーストラリア製の丸鋸盤のワークセンターを購入して作りました。(WEBで検索)
この工具は木口の角度切り、が可能です。これがなければハーツは完成しませんでした。
ついでに私事で恐縮ですが、このトリトン工具を購入して作った作品を応募できる機会があり、去年応募したところ
グランプリ大賞を受賞してしまいました。いやー、びっくり仰天、全く思ってもいません事が起きてしまいました。
---- 転記ここまで  ----
おめでとうございます。
私も時間があれば外観だけで実はバスレフのなんちゃってハーツフィールドを作ってみたい。

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