サイトウ・キネン CDコンサート 再び!

度々CDコンサートの話題になってしまうが本日もキッセイ・ホールを訪れた。

今日はマーラーの1番を演奏するのでこれを聞くのが目的だ。

演奏・録音・音とも素晴らしく大変感激した。

私はサイトウキネンのマーラー1番を聞くのは初めてだった。私が良く聞く同曲の演奏とはかなり違いビックリした。とにかく演奏のダイナミックレンジが大きい。ピアニシモは思いっきり小さい音で演奏してためにためてその後大きな音になる。この差が凄い。テンポの差も大きい。これでもかとゆっくり演奏した後は一気呵成に駆け抜ける。そして音の大きさとテンポだけでなく演奏の表情におけるダイナミックレンジも広い。例えば第一楽章は霞がかかった水墨画のような趣きで演奏するが三楽章や四楽章は迫力のある分厚い演奏をする。聴きながら次はどんな仕掛けをして来るのだろうとわくわくする感じだった。

サイトウキネンの名手だからこそ小澤の意図を具現化できた名演奏ではないかと思う。

音も良い。先日のブラームスは弦が多少ざらついて聞こえたが今日の録音は実に透明感がある録音。耳障りな感じが一切ない。新さんによると初期のサイトウキネンはフィリップスが録音していたが、ある時期からデッカに変わったそうだ。マーラーの1番はデッカの録音。それも関係しているかもしれない。しかし1980年代のディジタル録音機器と2008年のそれとでは性能が大きく違うのでこちらも大きな要因だろう。

よく1950年代の録音が良くそれ以降は聞くべき録音が減っていると言われる。しかしこの録音は過去の名録音とも比肩できるものではないか?

名演奏・名録音を良い再生装置で聴いて本当の感動を覚える。今日は音を聴いていて鳥肌が立つことさえあった。常設の場所で音を練り上げるのでは無く、半日程度でセッティングしてこれだけの音を出してしまうのだからちょっと悔しい。と嫉妬を感じるほどの音でした。(お世辞でなく)

コンサートの冒頭では中野雄さんの興味深い話を聞くことができていろんな意味で良いコンサートだった。

あまりに良かったのでロビーの売店でマーラーの1番のCDを買い家に帰って聴いた。もちろん良かったがキッセイで新さんのシステムで聴いたほどの音では無かった。再生空間の大きさが主要因としておきたいが、、、

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