パイオニアがAV事業を売却

最近買収ネタばかりで申し訳ありません。

日本経済新聞の記事を引用させていただきました。

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パイオニアはAV(音響・映像)機器事業を売却する方針を固めた。船井電機などと交渉を進めており、夏ごろの合意を目指す。インターネットを通じた動画・音楽配信の普及で主力のAV機器の需要が低迷、カーナビゲーションなど車載向け機器事業に専念し業績の立て直しを急ぐ。

ホームシアターやオーディオコンポ、ブルーレイ・ディスク(BD)プレーヤーなどからなるパイオニアのAV機器事業の2013年度の売上高は全体の約5分の1の1080億円、営業利益は1億円だった。このうち利益率の高い、ダンス音楽を楽しむDJ機器などを除いた事業を売却する方向で検討している。

売却先候補には船井電機などが挙がっており、金融機関などを通じ交渉に入った。パイオニアの世界でのブランド力や生産・販売網などの評価を巡り意見交換しており、7月には売却にめどをつけたい意向のようだ。

船井電機は海外も含め消費者に浸透した「パイオニア」ブランドを活用する狙いがある。船井は低コスト商品に強いが、ブランド力では劣る。船井製品にパイオニアブランドを付けることも視野に、事業のテコ入れにつなげる狙いとみられる。

パイオニアは音響機器に強く、レーザーディスクやプラズマテレビなどを送り出してきたAV機器の名門。だがプラズマテレビの不振で09年に1万人の人員削減に踏み切るなど苦戦していた。

パイオニアの13年度の連結売上高は4981億円、経常利益は51億円で回復途上にある。売上高の7割を占めるカーナビなど車載機器事業は安全運転や娯楽・周辺情報の取得など車のIT化で成長が見込め集中することで再建を加速する。

---- 引用ここまで ----

AV事業を売却するということはパイオニアブランドだけでなくTADブランドの事業も売却するのだろうか?事業と共にブランド使用権も売却するのか?パイオニアという商標はパイオニアと買収した会社が双方とも使うだろうか?

パイオニアといえばかつて(40年ほど前)トリオ、山水と並んでオーディオ御三家と言われていた。

トリオはJVC・Kenwoodと社名を変えている。Kenwoodのオーディオはミニコンポのような製品が主でハイエンドオーディオは扱っていない。しかしながらトリオのオーディオのDNAはアキュフェースに受け継がれて力強く行き続けている。

山水は会社としては存続しているがオーディオ関係の業務を行っていない。

ここでパイオニアもAV事業を売却すると御三家の三社三様の歩みがあり感慨深いものがある。

などと評論家のように書いているがこれらのメーカーとは圧倒的に規模が違うソフィソナント・オーディオはしぶとく生き残って行けるように頑張りたいと思います。

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