レコード番号 |
タイトル |
演奏者 |
説明 |
78CDR-3850
2021/10新譜
|
シューベルト: ヴァイオリン・ソナチネ第1番ニ長調作品137-1, D.384 ピアノ・ソナタ第17番ニ長調作品53, D.850よりRondo(Fridberg編曲)
|
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン) アンドール・フォルデス(ピアノ)
|
米 COLUMBIA 71489/90 1941年11月25日ニューヨーク、リーダークランツ・ホール録音ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリー生まれのヴァイオリニスト。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年ベルリンで大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められた。1917-24年スイスのジュネーヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住した。この録音はアメリカ定住直後のニューヨーク録音。このシリーズでシゲティの重要録音が多数出ている。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com./ のSPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。
|
78CDR-3851
2021/11新譜
|
きよしこの夜(上) ヨーゼフ・モール(1792-1848) 作詞 フランツ・クサヴァー・グルーバー(1787-1863) 作曲
|
|
「きよしこの夜」は1818年12月25日オーストリアのオーベルンドルフの聖ニコラウス教会で初演された。クリスマス・イヴの前日、教会のオルガンが故障してクリスマスに歌う讃美歌の伴奏ができなくなり、グルーバーにギター伴奏の讃美歌を依頼した。用意されていた詩にグルーバーが作曲しこの曲が出来上がった。以降この曲はクリスマスになると世界中で歌われるようになった。日本語の訳詞は由木康(ゆうきこう)(1896-1985)によって書かれた。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用のMC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。
(1)エミール・ムエンチ(テノール) VICTOR 16111B(U.S.) ドイツ語歌唱 1906年2月8日フィラデルフィア録音エミール・ムエンチ(1866-没年不詳)はドイツ生まれのアメリカのテノール。1889年からニュージャージー州ニューアークに住み、その後ホーボーケンに移った。1901年から1916年まで、177面のレコード録音を残した。 (2)オリーヴ・フレムスタッド(ソプラノ) COLUMBIA 30708(U.S.) ドイツ語歌唱 1911年3月30日ニューヨーク録音オリーヴ・フレムスタッド(1871-1951)はストックホルム生まれのソプラノ。1911年から1915年に米COLUMBIAに20面のSPレコードを残した。 (3)エルネスティーネ・シューマン=ハインク(アルト) VICTOR 6281(U.S.) ドイツ語歌唱 1911年12月7日キャムデン録音エルネスティーネ・シューマン=ハインク(1861-1936)はチェコ生まれのドイツ系アルト。アメリカに移住し大成功した。1903年米COLUMBIAに初録音。1906年から米VICTORに移り140面の録音を残した。 (4)ユリア・クルプ(メゾソプラノ) VICTOR 566(U.S.) ドイツ語歌唱 1914年1月26日キャムデン録音ユリア・クルプ(1880-1970)オランダの「ナイチンゲール」と呼ばれた卓越したメゾソプラノ。1914年から1924年までに米VICTORに58面の録音を残した。 (5)エレナ・ゲルハルト(ソプラノ) COLUMBIA 58246(U.S.) ドイツ語歌唱 1917年1月29日ニューヨーク録音エレナ・ゲルハト(1883-1961)はドイツのソプラノ。大指揮者アルトゥール・ニキシュ(1855-1922)に認められニキシュのピアノ伴奏でデビューした。これはアメリカ公演の際にニューヨークのCOLUMBIAのスタジオでの録音。 (6)フリーダ・ヘンペル(ソプラノ) Edison Record 6714(U.S.) 英語歌唱 1919年4月3日ニューヨーク録音フリーダ・ヘンペル(1885-1955)はドイツのソプラノ。ヨーロッパとアメリカでオペラとコンサートの両分野で活躍した。これはアメリカ公演の際にエジソン・レコード(縦振動盤)に録音したもの。復刻にはステレオMM型カートリッジを横振動キャンセル接続して、3.5mil針で再生した。 (7)マリア・オルツェウスカ(アルト) ザイトラー・ヴィンクラー三重奏団 Seidler-Winkler Trio SCHALLPLATTE GRAMMOPHON 72823(Germany) ドイツ語歌唱 1922年頃録音マリア・オルツェウスカ(1892-1969)はドイツのアルト。1919年-22年にハンブ ルク国立歌劇場で活躍した。1932年録音の「バラの騎士」(ロベルト・ヘーガー指揮)の抜粋盤で、ロッテ・レーマン、エリーザベト・シューマンと共に出演していた。 (8)ルドルフ・デマン(ヴァイオリン)/カール・デヒェルト(チェロ) /オットー・ウラック(オルガン) VOX 6056(Germany) 1925年頃ベルリン録音 曲は教会の鐘の音で始まり終わる。ヴァイオリンのルドルフ・デマン(1880-1960)はウィーン生まれのヴァイオリン奏者。1918年-1930年にベルリン国立歌劇場管弦楽団のコンサート・マスターを務め、一方デマン弦楽四重奏団のリーダーとして幾つもの録音を残した。独VOXはSPレコード時代のレコード会社で、マイクロフォンを使った電気録音が導入(1925-)された後も機械式録音に固執し1926年に倒産消滅した。
|
78CDR-3852
2021/11新譜
|
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
|
ヘルマン・アーベントロート指揮 ロンドン交響楽団
|
英 HMV D1265/70 (1927年3月27日録音) 初期HMV盤特有の針音大この曲の初の全曲録音。ヘルマン・アーベントロート(1883-1956)はドイツの名指揮者。1923年ベルリン・フィルを指揮したR.シュトラウス:死と変容(独POLYDOR 65871/3)他数枚が機械式録音時代にあったが、これは電気録音初期にブラームス:交響曲第1番(英HMV D1454/8)(1928年3月28日)と共にロンドン交響楽団を指揮した貴重な演奏。アーベントロートはロンドン響を1937年まで指揮した。その後はドイツを中心に活躍し、正規録音の他ライヴ録音が多数CD化されている。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。
|
78CDR-3853
2021/11新譜
|
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(297c)
|
リリー・ラスキーヌ(ハープ) ルネ・ル・ロワ(フルート) サー・トーマス・ビーチャム指揮 ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
|
英 HMV DB6485/7 (1947年3月11-12日録音) ハープのリリー・ラスキーヌ(1893-1988) は12歳の時パリ音楽院で一等賞を得て、コンセール・ラムルーのハーピスト、ソリストとして活躍し、1948年から1958年まで母校の教授をつとめた。フルートのルネ・ル・ロワ(1898-1985)は1916年パリ音楽院に入り1920年に卒業した。その後も名フルーティスト、フィリップ・ゴーベール(1879-1941)の指導を受けた。彼は主に室内楽奏者として活躍、フォンテーヌブローのアメリカ音楽院(1932-1950)、カナダのモントリオール音楽院(1943-1950) 、パリ音楽院(1952-1968)の教授をつとめた。サー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)はイギリスの指揮者。裕福な家庭に生まれ音楽はほとんど独学。1932年のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を作り、戦後の1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を組織した。ビーチャムの指揮するモーツァルトはSPレコード時代最も権威のあるものとして欧米では受け入れられた。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。
|
78CDR-3854
2021/12新譜
|
きよしこの夜(下) ※電気録音編 ヨーゼフ・モール(1792-1848)作詞 フランツ・クサヴァー・グルーバー(1787-1963)作曲
|
|
今回は1925年以降のマイクロフォンを使用した通称電気録音編。「きよしこの夜」は1818年12月25日オーストリアのオーベルンドルフの聖ニコラウス教会で初演された。クリスマス・イヴの前日、教会のオルガンが故障してクリスマスに歌う讃美歌の伴奏ができなくなり、グルーバーにギター伴奏の讃美歌を依頼した。用意されていた詩にグルーバーが作曲しこの曲が出来上がった。以降この曲はクリスマスになると世界中で歌われるようになった。日本語の訳詞は由木康(ゆうきこう)(1896-1985)によって書かれた。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用のMC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。(1)ロッテ・レーマン(ソプラノ) オルガン伴奏 COLUMBIA S30062(JP) 原盤:独ODEON O-4810 ドイツ語歌唱 1928年9月4日録音ロッテ・レーマン(1888-1976)はドイツ生まれのソプラノ。ヨーロッパで大成功した後、1935年ナチス・ドイツの迫害を逃れアメリカに渡り永住権を得た。 (2)エリーザベト・シューマン(ソプラノ) ハーバート・ドーソン(オルガン)HMV DA1667(U.K.) 英語歌唱 1938年10月22日ロンドン、アビーロード録音エリーザベト・シューマン(1888-1952)はドイツ生まれの名ソプラノ。この録音直後にアメリカに移住した。オペラ、宗教曲、リートと幅広いレパートリーを誇った。 (3)ウェストミンスター合唱団(ジョン・フィンリー・ウィリアムソン指揮) COLUMBIA 55009(U.S.) 英語歌唱 1941年ニューヨーク録音ウェストミンスター合唱団は1920年に指揮者のジョン・フィンリー・ウィリアムソンによってニューヨークに創設された。現在も活動している。 (4)エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ) ジョン・プリッチャード指揮 フィルハーモニア管弦楽団&コヴェント・ガーデン合唱団COLUMBIA LO-86(Australia) 英語歌唱 1949年3月3日アビー・ロード録音 エリーザベト・シュヴァルツコップ(1915-2006)はドイツ生まれのイギリスのソプラノ。リートとオペラの両分野で活躍した。 (5)ベルリン・モテット合唱団(ギュンター・アルント指揮) POLYDOR P35(JP) 英語歌唱 1952年録音戦後のLP時代に録音された合唱。
|
78CDR-3855
2021/12新譜
|
ベートーヴェン: 交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
|
ハンス・プフィツナー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
|
仏 POLYDOR 66939/44 1929年ベルリン録音 ハンス・プフィツナー(1869-1949)はドイツの後期ロマン派を代表する作曲家の一人。ドイツ人の両親のもとにロシアで生まれた。幼少時ドイツに移住し、指揮者としての地位を固めた後、徐々に作曲活動を活発化させて行った。プフィツナーが指揮者として活躍した時代は、機械式録音から電気録音への移行期だった。プフィッツナーのベートーヴェン交響曲はこのシリーズで第4番(78CDR-3840)(1924年機械式録音)、第6番「田園」(78CDR-3843)(1930年電気録音)、第8番(78CDR-3847)(1933年電気録音)が出ている。復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。
|
78CDR-3856
2021/12新譜
|
ベートーヴェン: 交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」 交響曲第8番ヘ長調作品93 - 第2楽章 ※機械式録音盤(電気録音以前)の復刻音源
|
ハンス・プフィツナー指揮 ベルリン新交響楽団(6番) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(8番)
|
独GRAMOPHONE 69642/7 1923年12月ベルリン録音 ハンス・プフィツナーのこの曲の第1回目の録音。機械式録音(通称ラッパ吹き込み)。ハンス・プフィツナー(1869-1949)はドイツの後期ロマン派を代表する作曲家の一人。ドイツ人の両親のもとにロシアで生まれた。幼少時ドイツに移住し、指揮者としての地位を固めた後、徐々に作曲活動を活発化させていった。プフィツナーが指揮者として活躍した時代は、機械式録音から電気録音への移行期だった。プフィッツナーのベートーヴェン交響曲はこのシリーズで第3番「英雄」(78CDR-3855)(1929年電気録音)、第4番(78CDR-3840)(1924年機械録音)、第6番「田園」(78CDR-3843)(1930年電気録音)、第8番(78CDR-3847)(1933年電気録音)が出ている。復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/SPレコード専用MC型カーリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。
|
78CDR-3857
2022/1新譜
|
ショパン: ピアノ・ソナタ第3番ロ短調作品58 マズルカ第5番変ロ長調作品 7-1 幻想即興曲嬰ハ短調作品66 エチュードヘ短調作品25-2 - エチュード変ト長調作品10-5「黒鍵」 ワルツ第7番嬰ハ短調作品64-2
|
アレクサンダー・ブライロフスキー(ピアノ)
|
米 RCA VICTOR 1650/3, set DM548(auto)(英HMV DB3700/2と同一録音) (ソナタ第3番)1938年録音独 POLYDOR 95324(マズルカ&幻想即興曲)1929年録音仏 POLYDOR 95140 ( エチュード&ワルツ)1928年録音 アレクサンダー・ブライロフスキー(1896-1976)はウクライナのキエフ生まれ。1911年にキエフ音楽院をゴールドメダルを得て卒業し、1914年までウィーンでテオドール・レシェティツキ(1830-1915)に師事してさらに研鑽を積んだ。その後チューリッヒでフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)に、最後にフランシス・プランテ(1839-1934)についた。1926年にはフランスの市民権を得た。ブライロフスキーはショパンの全160曲のピアノ作品を6回のコンサートで演奏する史上初の快挙をうちたて、その一部ではショパンの所有したピアノを演奏した。ブライラフスキーはこのシリーズで1928年録音のショパン:ピアノ協奏曲第1番(78CDR-3542)が出ている。一味違うヨーロッパ時代のブライロフスキーの演奏に是非耳を傾けて頂きたい。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用のMC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。
|
78CDR-3858
2022/1新譜
|
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417 グラズノフ:夢 作品24
|
オーブリー・ブレイン(ホルン) ジョゼフ・バッテン指揮ロイヤル交響楽団(モーツァルト) マリオン・ブレイン(ピアノ)(グラズノフ)
|
英 EDISON BELL X508/9 1926年頃録音 オーブリー・ブレイン(1893-1955)は20世紀前半に活躍したイギリスの名ホルン奏者、デニス・ブレイン(1921-1957)の父親。1911年王立アカデミーで奨学金を受け、同年新交響楽団の首席奏者に就任。翌1912年には大指揮者アルトゥール・ニキシュ指揮ロンドン交響楽団の北米楽旅に参加した。1923年から母校の王立アカデミーでホルンを教えはじめた。その生徒の一人が息子のデニス・ブレインだった。指揮者のジョゼフ・バッテン(1885-1955)は初期の英国レコード界で活躍した人物。音楽はほぼ独学。蝋管レコード時代から活躍し、1914年EDISON BELL社に入り、後に英国COLUMBIAに移った。レコード会社専属のハウス・コンダクターの一人だった。ピアノのマリオン・ブレインはオーブリー・ブレイン夫人。デニス・ブレインの演奏するモーツァルト:ホルン協奏曲第2番&第4番はこのシリーズで78CDR-3291、オーブリー・ブレインの演奏するホルン協奏曲第3番は78CDR-3272が出ている。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用のMC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。
|
78CDR-3859
2022/2新譜
|
パガニーニ(ウィルヘルミ編曲): ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品 6(単一楽章)
|
ラースロ・セントジェルジ(ヴァイオリン) クレメンス・シュマルシュティッヒ指揮 ベルリン国立歌劇場管弦楽団
|
独 HMV EH418/19 1929年10月録音 ラースロ・セントジェルジ(1910- ?)はハンガリーのヴァイオリニスト。ブダペスト音楽院でオスカル・ステューデルとイエノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1927年フランクフルトで開催された世界博覧会でブダペスト交響楽団のソリストとして登場した。1930年にはイエノ・フバイによって開かれたパリでの演奏会で輝かしい技巧を披露し大喝采を浴びた。SPレコードには十数枚の録音があるが、その後の消息は不明。クレメンス・シュマルシュティッヒ(1880-1960)はドイツの指揮者、作曲家。1927年ドイツのELECTROLA 社の音楽監督を務めたことがあり、この録音はその時期のもの。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグNu1DSD録音機を使用した。
|