この冬は暖冬で楽でした。薪の消費量は例年より多少少なかったようです。冬に入ると薪ストーブに火を入れます。一度火を入れてしまうとその心地よさの虜になり、火を落とすことはできません。いつも12月初旬から3月下旬までストーブを焚き続けています。夜中も火がついているので寝る直前に洗濯した衣類を家の中に干すと翌朝にはからっかっらに乾いています。すごくありがたいです。
ストーブの火を絶やすことが無いので、薪の消費料はかなり多いです。部屋は暖かいですが、懐は寒くなります、、、
今回も来シーズン以降の薪の手配をしました。知り合いの紹介で今までとは別の所から購入しました。今回から長さ4mのナラの丸太です。今まで4mの丸太を置くスペースがありませんでしたが、昨年場所が確保できました。従来よりかなり安い値段で購入できました。感謝です。
そして、ナラ薪が届いた数日後に雑木が無料で配布されました。近くを流れる梓川の河川敷に生えている木を伐採した木材です。昨年の台風以降河川敷の木が伐採されていました。どうするのかなあ?と思っていましたが、近所の方から「無料で配ってるよ。」と教えてもらい取りに行きました。近所の方も軽トラ一杯運んでくれました。合計軽トラ3杯分ゲットしました。 感謝です。
下の写真の手前にあるのがそれです。 樹種はニセアカシアです。ナラほどではないですが、かなり熱量は大きいです。河川敷には多くの木が生えています。大雨により大量の土砂や流木が流れた際には立ち木に引っ掛かり越水の原因になります。私の住んでいる地区の近くには霞堤があるので早期に洪水対策が行われたと思います。
この後、知り合いのリンゴ園の伐採した木、庭木などをいただけると思います。それらを合計すると1.5シーズン分程度の量の薪を確保できると思います。
薪の量は足りないと当然だめですが、多すぎてもだめです。
多すぎると使い残した薪が乾きすぎてスカスカになったり虫が湧いたりするので2年以上使わずに置いておくのはNGです。これは樹種にもよりますのでシーズン中盤以降は残す薪の種類を選んでストーブにくべます。
毎年頂戴する薪の量を予測して、購入する薪の量を決めます。なかなか難しい予測ですが実績をもとに、多少悲観的な見積をして決めます。今まで予測が大きくはずれたことは無いのでまあまあかと思います。
我が家では23年ほどバーモント・キャスティングス社のアンコールというストーブを使ってきました。使ううちに内部の鋳鉄の部品が熱で変形してメンテナンスが大変です。重要な部品である触媒(薪から出るガスを完全燃焼させて煙突から出る煙をクリーンにする)を掃除・交換する際の部品脱着が非常に大変です。過去にも部品を交換したりグラインダーで調整したりと苦労して保守していました。
アンコールは写真のように赤いホーロー仕立てで絵になるし、優れたストーブです。アビーも冬はストーブの前が定位置です。
それでもメンテが年ごとに大変になるので来年はストーブの入れ替えを計画しています。私がストーブを購入した店の主人に買い替えの相談をしました。すると他メーカーのストーブを推奨されました。私が使っている機種は最近メンテが大変だそうです。プロでも部品の交換にすごく時間がかかるので苦労しているとのこと。私がアンコールを購入した時は「世界最高のストーブ」と推薦されましたが、年月は嘘をつきません。多くのストーブの販売と保守をしている人の見識は非常に参考になります。私が製造販売しているオーディオ製品も製品寿命や保守性を重要なファクターとして考えています。
別機種を導入するか?それとも薪ストーブから脱却するか? 悩みます。